outcry-ongakuの語り場

電音部に関する記事をちょくちょく書いてます!(不定期更新)

【電音部考察】2nd LIVEの公表された情報から今後について考察する

はじめに

 お久しぶりの投稿となります。ここ最近、某マスターデュエルに現を抜かしておりました…。(笑)私が蠱惑魔でプラチナ帯まで行った話は置いといて、今回は、電音部2nd LIVEにて告知された情報、また、LIVEに向けて描かれたきあと先生のイラストを中心に「2nd LIVE以降の電音部の物語」について考察していこうと思います。ぜひ最後まで、見て頂ければ幸いです!

(これから、LIVEチケットの一般販売、及び、配信チケットもあるので、まだチケットを持ってないよという人がいましたら、是非一度、電音部のLIVEを見て頂けると幸いです!)

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2nd LIVEで今の電音部は破壊され、新たな創造が起きるのか?

前提のお話:1st LIVEとの接点 ~月との関連性~

 当然の話になるが、2ndとついているという事は1st LIVEが行われており、その時も今回のLIVE同様、「MAKE WAVES」というサブタイトルがついていた。この「MAKE WAVES」にて公開された楽曲が「Distortion」であり、波を作る潮汐力や月などを要素にして歌った楽曲となっていた。(「Distortion」に関しては以前、こちらで考察記事を書いていますので、併せて参照していただけると幸いです。)

 

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ここで、2nd LIVEのイラストをよく見ると背景に皆既月食を起こす月が描かれている。つまり、MAKE WAVESDistortion→BREAK DOWNと関連性を持って繋がっていることがわかる。また、このことから2nd LIVEに関わる楽曲が登場するのではないかと予想する。

問題提起:月食と破壊の関係性は何か?

 前述したように、1st LIVEと2nd LIVEを結びつける要素として「月」が存在する事を示した。その上で、2nd LIVEに描かれた月を見直してみると「皆既月食」を起こしたような赤色の月が描かれている。月食とは地球が太陽と月の間に入ることで、地球の影が月にかかる為に生じる現象で、赤褐色のような色となる。この月食という現象は「月蝕」とも書き「月を蝕む」という所から、古代の日本などでは不吉な予兆として捉えられて いた。(参照:11月19日の「部分月食」は、ほぼ「皆既月食」〈歴史に見る月食の過ごし方〉(男の隠れ家デジタル) - Yahoo!ニュース)

 そういった点では、破壊は全ての終わりを示すような悪い意味で捉える事もできる。しかし、電音部ノベルを読んでいる方ならわかるとは思うが、電音部における「破壊」は「創造」とセットにして語られている。

 

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1stLIVEが「創造」であるとするなら、2ndLIVEが名前の通り「破壊」であり、その「破壊」を受けて、新たな「創造」が起きるという連鎖が存在する。その事を踏まえて、月と破壊の関係性を考えていく必要がある。

考察その1:シブヤの三人の服が破れている理由について

 ここで気になる点が一つある。今回のイラストに描かれているシブヤのキャラクターの服は破けている点だ。作中でも、最強の電音部として君臨する王者の姿には似つかわしくないその姿にざわついていたことを観測しているが、私はその事から「2nd LIVEにてシブヤと同程度、もしくはそれ以上のエリアが登場するのではないか」かと考えられる。

 前回の1st LIVEにて公開されていた新展開に関するティザーPVから、新たなエリアを示唆する背景が公開されている為、その伏線を2ndにて回収する可能性があると考えられる。

youtu.be

 そうなった場合、「どうして、今までのストーリー上で現れてこなかったの?」という疑問が生まれるが、ここで重要になると考えられるのはニューコムとゼネラルリソースの対立関係なのではないだろうかと考えられる。UGSFでは電音部の前の時代に当たるとされるエースコンバット3では、ニューコムはゼネラルリソースと軍事的な対立関係にあった事が示されている。また、メタ的な視点にもなるが、ゼネラルリソースも、ニューコムも後の時代まで存続することは決定づけられている。それを踏まえれば、ニューコムが電音部を用いて、エンターテイメント分野におけるイニシアティブを持ち続けている事に対して、アクションがないというのは考えにくい。となれば、”ニューコムにとって重要な広告塔たるシブヤを落とす"事で、ニューコムの目的を潰す為にゼネラルリソースが投資する可能性は十分にあると考えられる。(ニューコムの目的に関する考察はこちらから)

 

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考察その2:それぞれの表情と見ている方向について

 ここで、イラストを見ていると多くのキャラクターが曇った表情を浮かべている。しかし、銀華、ルキア、火凛のみが笑った表情を浮かべている。この3人に共通するのは「実力のあるDJに対しての興味度が高い」という点だろう。銀華はドラマCDやノベルなどでも言及されているように、”父親もDJであり、高い実力を隠している”人物であり、アザブが強くなる為に、実力のあるDJに対しての注目している節もみられる。ルキアはバトルジャンキーという設定もあり、STACK BATTLEで強い相手への注目も自然に高まる。火凛は言わずもがな、「最強」の自分を最大限まで引き出してくれる実力がある「敵」を求めている。そういった点からも、イラストの向かい側には新エリアのキャラクターがいる構図で描かれているのではないかと考えられる。

 その上で、見ている方向がキャラクターがいるであろう正面に向いていないキャラクターが3人いる。零奈、海月、煌の3人だ。零奈、海月は右下を、煌は左下を見ている。ここで考えられるのは、電音部のメンバーは三人一組であるという事から、3人は正面に当たるキャラクター以外の2人を見ているのでないかと考えられる。零奈と海月は元々姉妹である事から、一人は姉妹として暮らしていた北海道時代の友人か、ないしは親戚などの血縁的な関係者ではないかと思われる。煌の実家は財閥であることから、もう一人は同じような財閥で敵対、ないしは何かしらの繋がりがあるのかもしれない。

考察その3:その上で考えられる破壊と創造

 さて、今まではキャラクターに焦点を絞って考察してきたが、その上で今後、電音部の物語はどう進んでいくのかを考えていくのであれば、まず「最強という称号の破壊」は発生するだろう。もし仮に、シブヤが新エリアに負けかけながらも勝ったとしても、その前のノベルで描かれたアキバとの闘いも含めて、シブヤが本当に最強かどうかについて懐疑性は浮かぶ。これはシブヤが持ってきた「最強」というブランド性の破壊となっていくだろう。その上で、「誰しもが頂点になれる可能性」が創造されるのではないかと推測される。今までの電音部において、シブヤが電音部の中でも頂点であるという認識があってストーリーが進んでいたが、シブヤの「最強」というブランド性が破壊されれば、頂点は誰なのかは意見が分かれることになる。それは、どのエリアもトップになれる権利を持つことに繋がるのではないかと考えられる。

解決しない謎その1:イラストに描かれたコウモリと火の玉

 さて、ここからは現在の情報では解決できない部分について二つ解説していく。まず、イラストの端に書かれた火の玉とコウモリに関しては何を示すのか、明確に説明することができない。一応、コウモリと赤い月は「吸血鬼」の概念と結びつける事ができるが、では、一体、吸血鬼が電音部とどう関わるのかについては説明できない。また、火の玉に関しては「百鬼夜行」などの可能性も考慮できるが、それよりは周りに浮かぶ石のようなものから、流星や火球のイメージが近いのかもしれない。いずれにせよ、現在は説明がつかない。

解決しない謎その2:プログラム名

 今回のLIVEは昼と夜に公演が分かれているが、昼が「桜卯月の部」、夜が「神無月の部」となっている。卯月、神無月から月の異名であると考えられるが、卯月に当たる4月には12人いる電音部のキャラクターで唯一、誕生月に当たる人物はいない。また、神無月は10月でこれは銀華が当たるのだが、なんと今回のLIVEのLIVEsetに銀華の名前がない。春分秋分のように、4月と10月を結びつける関係性や対称性が存在するイベントは特に見つかっていない。このプログラムの名前が一体、どういう形で公演と関連付けられていくのかは気になるところである。

おわりに

 ついに、40週連続リリースが最後の「月読のダンス」で終わりを迎え、本当にやりきったんだな…という感動と一週間の中の一つの楽しみがなくなる寂しさをひしひしと感じています。電音部、音楽原作というのもあって、ストーリーを読みながら楽曲を聞くと、更に味わい深いものになるので、是非とも、ノベルやコミカライズからストーリーを読んでもらって、電音部の物語のある事ない事を語ってくれるとファンとしては盛り上がってる感じがしてうれしいなと思います…(笑)次の記事は、2nd LIVEの感想記事になるかなと思います。もしよければ、そちらも読んでいただけると書いている私は喜びます!では、また今度!