outcry-ongakuの語り場

電音部に関する記事をちょくちょく書いてます!(不定期更新)

【電音部考察】夏休みオタク科学電話相談「電音部の世界ツイートのようにMusicQuarkってどう観測するの?」

はじめに

 ここは、最近某イノタクのラジオ番組が不定期で放送される国営放送とはちょっと違うとあるラジオ局。その中で夜な夜なひっそりと放送されているとされる夏休み限定の放送番組「夏休みオタク科学電話相談」に送られたガバいさん(永遠の17歳)の相談内容「電音部の世界のツイートのようにMusicQuarkってどうやって観測すればいいの?」という質問について電音部のスペシャリストである電ちゃん先生が答えた内容というスタンスで纏められた普通の考察記事である。

夏休みの自由研究:MusicQuarkを観測してみよう!

確認:まずMusicQuarkってなに?

 さて、どうやってMusicQuarkを観測するのかを考える前に、まずMusicQuarkが何なのかについて纏めましょう。

 MusicQuarkについて詳しく書かれている文献の一つである「World of 電音部」によれば、MusicQuarkはGR社が初めて発見した”音楽に反応する素粒子”らしいです。さらに、反応したMusicQuarkは人の心に作用することがわかっているとのこと。ここで、疑問になるのは「MusicQuarkはどうやって発生するのか」と質問にある「MusicQuarkをどうやって観測するのか」でしょう。

 実は後者を行うだけなら簡単であると言えます。なぜなら、素粒子の反応とそれによって発生する作用が判明しているからです。MusicQuarkは「音楽に反応する」という反応の働きと「反応したMusicQuarkは人の心に作用する」という作用の働きのどちらかを見つけられれば簡易的な観測装置は作れそうですね。

MusicQuarkの観測を考える上での概略図

 しかし、問題になるのは前者の「MusicQuarkはどうやって発生するのか」という点です。観測する術があっても、観測する対象がなければ意味がありませんからね。残念ながら、現在ある情報ではどうやって発生するのかor常在しているのかはわかりません。ただし現在、GR社しか発見観測できていないという事実を踏まえると、MusicQuarkは音楽に反応した状態でしか観測できないかつ、MusicQuarkそのものの観測は難しいのではないかと考えられます。

仮定:GR社の観測環境を考察する

 MusicQuarkを観測する為にまず、MusicQuarkを発生させる必要があるとわかりました。そこで、観測したと主張するGR社の観測環境をヒントとして考えてみましょう。

 GR社はMusicQuarkによって作用する音楽を感受する心を「MusicCrystal」と定義しています。ここから察するに、GR社の観測においての着眼点はMusicQuarkによる人の心への作用だったのでしょう。となると、先ほどの反応特性の観測の難しさから考えても、GR社は反応特性よりも先に作用特性を発見していたのではないでしょうか?つまり、GR社が発見したプロセスはこういうモノです。

  1. GR社は人間の(音楽による)心の動きについて調べていた
  2. その中で、何かしらが音楽と心との媒介している何か(MusicQuark)があると気が付いた
  3. 何かしらの方法で反応特性を観測して、MusicQuarkを見つけた

 質問してくれたガバいさんは「電音部の世界ツイートのように」とつけているので、このプロセスから分かるようにMusicQuarkの反応特性を観測できればいいとなります。

実験:MusicQuarkの観測

 さて、確認と仮定を経て観測したいモノが決まりましたが、さあこれで観測だ!とはいきません。観測において重要になるのは何に着目するかです。「音楽に反応する」といっても、「どの反応に着目するのか?」はネックになります。

 どうしてネックになるのかの参考として、同じ素粒子であるヒッグス粒子の発見方法について簡単に述べましょう。詳しくは「日本物理学会公開講座 ヒッグス粒子の見つけ方」(東京大学 理学系研究科 浅井祥仁)を見ていただけると分かりやすいですが、ヒッグス粒子は真空(ヒッグス場)に素粒子同士を衝突させて、そのエネルギーで粒子を励起させて観測します。その際に三つの条件(特性)に注目し、それぞれの反応について別の要素が絡んでないかを調べる為に、そもそも全く観測されない事象という事もあり何兆回も調べて発見となっています。このように、一つの素粒子を見つける為には膨大な時間と労力が掛かるのです。

 それを踏まえて、MusicQuarkの発見方法を考えてましょう。まず、音に反応しMusicCrystalに浸透するという性質から、MusicQuarkはMusicCrystalへと向かう為の運動量を持つこと。また、MusicCrystalの内部に入り込む性質があると分かります。後はこの二つを踏まえた観測環境を整えればいいですね。観測の概要図は以下のようになります。

MusicCrystalを観測する模式図

 よって、MusicQuarkの運動量とMusicCrystalへの浸透を測る装置を使って、こういった観測環境を整えることができれば、電音部の世界ツイートのような「素粒子を検知」ができると思います。

おわりに

 ※本考察は全くの嘘が含まれる場合がございます、予めご了承ください。と付け加えた所で、今回はMusicQuarkに注目した考察の話でした。本当はKAMUIを通すことでMusicQuarkがどう変容するのかなども考察したいのですが、余りにも情報が足りなすぎるので、また別のタイミングに。

 ちなみに、零奈役の蔀祐佳さんが出演していたPatchwork2022に行きましたが、最前で蔀さんの笑顔を拝むことができました……。かわいすぎだろ……。

 夏の考察はこんなもんで、秋はストーリーが進み次第という感じになると思います。正直、新しい情報に飢えている感じです……、ただ、その間に電音部の夏を満喫しようかなと思います。美々兎のあれを一時忘れる意味でも、では、また今度!