outcry-ongakuの語り場

電音部に関する記事をちょくちょく書いてます!(不定期更新)

【電音部イベントレポート】オンラインでのMini PARTYから広がるNEO MIXの期待感

 はじめに

伝説の夜はそこにあった…

という事で、残念ながら感染症の流行が原因で延期となってしまった「1st PARTY」の代替公演であるオンラインでの電音部公式DJイベント「Mini PARTY」。どこがMiniなの…?と見ていた方々が言うように、オンラインながら、熱狂できるほど熱いセトリ、それを華麗に魅せていくコンポーザー達のプレイ、コンポーザー同士のDJのつなぎ…etcという事をやってのけて、4時間ノンストップで走り抜けるという「ぼくたちがかんがえたさいきょうのおんらいんDJいべんと」を体現したようなイベントでした。(日本トレンド4位までいってたしな…)

 DJイベント素人な私ですが、今回見れなかった人向けに一生懸命レポートの方を書かせていただきます。これを読んで、「なんか分からないけど、なにも知らなくてもとっつけるな!」と思っていただけると幸いです!

 

 電音部 Mini PARTY レポート

開始前:グッズ販促配信、たまネットくろがね

 Mini PARTY開催決定後にひょっこり開催が発表された、六本木の猫が自分の服と自分のエリアのパーカーを売り込みに来る配信「たまネットくろがね」。電音部の謎技術の一つである「美形3Dモデル」の良さを全開に活かし、時間内に96枚売り上げたら、たまの新グッズ発売という事でぴょんぴょん動きながら、某テレビ通販ごとく売り込みに来るたまちゃんの姿が配信された。服は飛ぶように売れて、配信開始から17分という驚異的な速さで予定数達成し、新グッズの販売が決定をよころび、「じゃ!」という締めの言葉ですぐさま終わってしまった。(マジで配信から30分もせずに終わった)その中でも、たまの生い立ちに関する重要な情報もあったりと、短いながらも濃密なイベントだった。

PARTY開始:4時間ノンストップDJ!電音部 Mini PARTY

破壊のトップバッターDJ:Masayoshi Iimori

 トップバッターはつい先日配信したばかりの「Let Me Know」のコンポーザーであるMasayoshi Iimori氏。自身のサウンドを「破壊」と自称されているが、DJでも遺憾なく破壊を見せ付けていき、シブヤの治安を世紀末に染め上げていた。私はこのイベントの為に新調したヘッドフォン「AKG k240 studio」で楽しんでいたのだが、もう、音圧の凄さにびっくりするしかなかった。実際にクラブのスピーカーで聞いていたら、卒倒するレベルだろう。この「電音部 Mini PARTY」は冒頭30分が無料公開という事で電音部を知らない方々が見ていたと思われるが、冒頭30分に電音部楽曲がほとんどかけられない(未発表曲がかけられていたみたいなのだが、サウンドがいじられていてどういう楽曲なのかはわからなかった)というモノを見て、更に「電音部とは???」となったに違いない。実際、ファンである私もそう思っている。冒頭30分の配信が終わり、更にアクセルを踏んでいくセトリ、破壊的な治安にぶち上がるコメントとtwitter、その熱気を纏ったまま次のDJ、kakeru氏へと繋いでいった。

 

治安復活のDJ:kakeru

 Masayoshi Iimori氏から引き継ぐのは、「Touch Me」のコンポーザーを務めるkakeru氏。その前までの破壊的なサウンドとは対照的に、歌モノを多用したセトリを披露し、荒み切ったシブヤに緑を戻してきた。ハラジュクエリアによるCY8ERカバー曲「ドキドキパリラルラ」、電音部曲である東雲和音(CV:天音みほ)の「Mani Mani」、日高零奈のプレイリストにも入っていた名取さな、西郷・R・いろり(CV:名取さな)の「Chantして!!!!!」…etcと歌モノでもDJ映えする的確な曲選、TAKU INOUE曲がかかる度に流れるイノタクスタンプと顔写真、なんで電音部は透過したイノタク顔写真持ってたんですかね…。と、話を戻して、終盤には「Touch Me」も披露して、次のDJ、YUC'e氏へと繋いだ。(セトリに関する情報がないので、どなたか、教えていただけると助かります…)

生歌で魅せるDJ:YUC'e

 次に来たのは、「NANAIRO STAGE」を手がけるYUC'e氏。kakeru氏と同様、歌モノ中心のセトリだったが、ほぼ、全編を通してYUC'e氏が生歌を付けてくれているというライブのような形で進んでいった。何しろ、DJして体動かしながら歌うのは相当大変だと思うのだが、そんな事を感じさせない歌声を披露しており、私はその凄さに感動していました。今回は未発表曲で大賀ルキアの新曲「JUNGLE WAHHOI」もセトリに組み込まれており、演じる星川サラさんのかわいい歌声と独特のビート感を持ったアガる曲であり、今後の配信が楽しみである。(セトリの方は有志の方がまとめているものがある為、そちらの方を載せておきます。)

エリア曲コンポーザーの圧巻のDJ:KOTONOHOUSE

 ソロでのDJ、トリを務めるのは言わずも知れたシブヤエリア曲「In my world」のコンポーザーであるKOTONOHOUSE氏。長時間の視聴で感じていた眠気が吹っ飛ぶような圧巻のプレイを魅せていく。力強いノンボーカルトラックとボーカルトラックを組み合わせながら、表現豊かにサウンドを創っていくのは「シブヤの創造神」のように感じられた。未発表の新曲は「In my world」と同様にシブヤエリア曲「Inverted Pyramid」。こちらもフルでの配信が待たれる一曲となる。実は後述のB2Bも含めて、約100分間、DJとしてフロアに立っていたのだが、「疲れる」という感想だけというKOTONOHOUSE氏、底が知れない…。

創造神と破壊神のセッション:KOTONOHOUSE b2b Masayoshi Iimori

 という訳で、「Mini PARTY」のフィナーレはエリア曲のコンポーザー二人によるb2b。エリア曲の雰囲気は反対となっているが、そんな二人によるb2bはまさに破壊と創造の神話と言わんばかりに迫力ある音の掛け合いが繰り広げられていく。また、音によるワールドツアーも敢行し、情勢的に行けないアメリカ、アラブ・エジプト、物理的な問題がある宇宙、地球に戻ってイギリスとぶっ飛んだ弾丸旅行を楽しみ、「1st PARTY」での再会を約束して「Mini PARTY」は閉幕した。(こちらも、セトリの情報を持つ方をお待ちしております…)

感想:PARTYのスタンスとNEO MIXへの期待感

 今回のイベントを通して、電音部が「如何にクラブミュージックに触れてない人に、その世界の深さに触れてもらうか」という事を念頭に置いて、企画をしているのかという事が見えてきたのではないのかなと思います。AIを使ったDJを行うGAMEも、演じてる方によるDJも、毎週水曜に公開しているキャラクターのプレイリストも「PARTY」に繋がるようになっており、「PARTY」もまた、電音部以外のDJイベントへ繋がるような形で企画が構成されているという印象を感じます。キャラクターコンテンツである以上、どうしても表現に制限がかかってしまうモノを様々な形で乗り越えていこうとする。その表れとして、今回のイベントで電音部楽曲よりも圧倒的に他楽曲が多いという事実があるとするなら、よくバンナムはこの企画にGOサインを出したな…と思わざるを得ません。もっと稼ぎにいってくれ電音部(笑)。

 そして、何より延期となってしまった「NEO MIX」が更に楽しみとなるイベントでもありました。Twitterでもちらほら聞こえましたが、これが”Mini”なら、本番のNEO MIXはどんなお祭り騒ぎになるんだ!!??というのが素直な感想です。更に出演者が増える予定だったという事で、「本当に、この人達デカイことしようとしていたんだな…」と思うと同時に、早く流行が終わって開けるようになってくれないかなと切に願ってしまいます。

 と言った感じで、楽曲の権利の関係上アーカイブは難しいと思うので、現地の良さを伝えるレポート文化が流行ればいいかなと思いつつ書いてみましたが、率直な感想として難しい!!!。本当はVJの良さとか、お酒飲みながら視聴するとめっちゃノれるとかも書きたかったんだが、言葉が思いつかない!!!!と言った感じで、中々に思ったことを言語化する事の困難さを感じる結果となりました…。私より上手い人、貴方のレポートを読ませてほしい…。こんなぐだぐだなレポートでしたが、良さが1mmでも伝わったのであれば幸いです。ぜひ、次は現地で楽しみましょう!では、また今度!