outcry-ongakuの語り場

電音部に関する記事をちょくちょく書いてます!(不定期更新)

【電音部考察】関係性から考える考察 ~シブヤと他エリアのセンターとの関連性~

はじめに

 おかげさまで、記事のアクセス数も安定して稼いでおり、「頑張って考察を書こう!」と思えてきている今日この頃である。今までの考察では楽曲に関して考察してきたが、今回は毛色を変えて楽曲以外の要素から垣間見える関係性について考察していこうと思う。シブヤと他エリアのセンターにどのような関連があり、どの様な理由なのかそれを紐解いていく。

 

 最強のシブヤと他エリアのセンターとの関連性

四コマ番外編に追加された関係性

 電音部コミックムービーにはエリア毎の話に加えて「番外編」という他エリア同士の交流について書かれたモノがある。現在、公開されている6話分の中で、シブヤメンバーと他エリアのセンターとの関連性を示唆する話が3話ある。「第1話」、「第4話」、「第5話」の3つである。

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「第5話」に関してはたまとルキアが直接話していたりしている訳ではない。しかしながら、たまの顔から推察する限り、あまりいい印象は抱いていないのだろう。この様に日高零奈瀬戸海月桜乃美々兎鳳凰火凛黒鉄たま大賀ルキアはそれぞれ何かしらの関連性があるのだと見る事ができる。それに基づいて情報をまとめると、それぞれの「類似点」と「相違点」が見えてきた。

それぞれの類似点と相違点

 日高零奈と瀬戸海月の類似点として一番に挙げられるのは誕生日であろう。同じ誕生日という事は一番の類似点であるといっていい。(この事から、生き別れた零奈の双子の姉=海月説になる)更に、番外編ではプラモに海月が興味を示している事から、この辺りからも類似点として考えられる。それに対して、相違点はパーソナルカラーの違いである。零奈がオレンジで暖色であるのに対し、海月は青色と寒色である。海月の名前から妄想すると、零奈のオレンジは太陽のイメージなのかもしれない。

 桜乃美々兎と鳳凰火凛は相違点の方が大きいと言えるだろう。それはシブヤに落ちた者と受かった者という違いだ。この「落第生」と「優等生」の違いは「Blank Paper」のMVのワンシーンにもあるように、ハラジュクが全員で相手しているのにも関わらず、火凛一人というのは大きな差があるといえる。また、他二人と違い、美々兎が16歳、火凜が17歳と年齢が違うというのも相違点だろう。

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しかしながら、類似点もちゃんとある。それはパーソナルカラーが同系統という所だ。火凛が赤色に対して、美々兎がピンクである所からもわかるように、同じ暖色で赤色の系統を持つ。また、電音部のセンター同士という共通点も持っている。

 たまとルキアの類似点はなんといっても、例えられる動物が猫とライオンで同じネコ科という点だろう。また、たまもルキアも出自に関しての情報に謎が多いという点がある。相違点としてはパーソナルカラーがたまが黒(闇)に対して、ルキアが黄色(光)という点が挙げられる。番外編では、ルキアに対して煌が「貧乏ライオン」といっており、これは成り上がったたまとの相違点とも、類似点とも言えるが、何しろ煌が金持ちである以上、「自分よりお金を持っていない」=「貧乏」と形容している場合がある為、可能性があるとだけに留めておく。

疑問:何故、この様な関係性が必要だったのか?

シブヤとの関係は上位互換なのか、それぞれが求める補完の形なのか

 上で説明したように、シブヤメンバーと各エリアのセンターには類似点と相違点を持っている。現状、どうしてこの様な関係性となったのか、どの様にこの関係性が構築されたのかという部分については情報が足りない為、考察する事が出来ない。しかし、「何故、この様な関係性が必要だったのか?」についてはいくつかの可能性が示す事が出来る。それは「シブヤが他エリアのセンターの上位互換として存在する」説と「シブヤと他エリアのセンターはそれぞれが欲するモノの補完的立場である」説の二つだ。

仮説1:シブヤ上位互換説

 この説に則って考えると美々兎と火凛は言わずもがな「シブヤに受かるだけの技術の差」というモノが挙げられるだろう。たまとルキアの関係性は少し分かりづらいが「至高」というモノが「相対的に比べるモノ」だと考えるなら、戦う事を望み、勝っていくルキアはたまが目指すべきモノとなる。ただ、この説で問題になるのは零奈と海月の関係性だ。海月が目指す完璧なDJが、小説において零奈が和音に最初に見せたDJの上位互換とはいえない可能性がある。海月のその他の情報から考えると、和音が見せたDJの方が海月が想定する完璧のルートに近い可能性すらある。姉妹説で考えても、零奈は「お姉ちゃんにもう一度会いたい」というのはあっても、「才能に勝るお姉ちゃんを超えたい」という部分は見られない。その辺りに関して零奈→海月の部分が示される必要がある。

仮説2:それぞれにとっての補完的立場説

 この説に則れば零奈と海月の関係性は零奈にとっての「会いたいお姉ちゃん」に海月が当てはまる可能性があるし、海月にとって「完璧に必要な重要なファクター」が零奈が持つ「観客に向けられたDJ」というモノなのではないかと考えられる。たまとルキアも同様に、ルキア→たまの部分として、ルキアの性格を考えるに「飽きる事なく戦えるライバル」という存在があるのではないかと考えられる。たま→ルキアの関係性が上記の「目指すべき至高の方向性」だとするならこの二人にも当てはまる。問題なのは美々兎と火凛で、美々兎→火凛の関係性があっても、火凛→美々兎の方向性が現状、示されていない。今後、年齢の差などから示される可能性があるが、まだこの部分については材料不足である。

おわりに

  どういった形でこの様な設定が活かされるのか、はたまた、全くの見当違いなのかはわからない。とはいえ、今後のストーリーの進展によって、他のエリアとの交流がこれからも見えてくるかもしれない。まだまだ目が離せないだろう。さて、次の考察についてはMOOK本に関係する内容として「アキバエリアメンバーのDJ歴」について考察していこうと思う。是非ともお楽しみに!

 

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