outcry-ongakuの語り場

電音部に関する記事をちょくちょく書いてます!(不定期更新)

【電音部考察】ドラマCDからできる考察 ~過去と現在の関係性~

※この記事では「DEN-ON-BU BEST ALBUM SEASON.0 特装盤 DISC.2」の内容を多分に含みます。まだ、聞いていないという方は是非とも、特装盤をご購入した上で記事を読んでいただけますと幸いです。

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 はじめに

 さて、この記事が公開されているという事は特装盤が発売されてから一ヶ月経ったという事だろう。内容を聞いた方々にとっては衝撃的過ぎる内容が連続するストーリーの展開だったと思う。自分も聞いてて腰抜かしそうになるレベルだった。まさに、SEASON.0というここから始まるプロローグを描く物語として最高と言える。今回は内容を洗い出し、判明した事と残された謎に考えていこうと思う。

 銀華と火凛、そして零奈 ~それぞれの因縁と目的~

銀華と火凛の関係性について

 ドラマCD内で、灰島家と火凛父には何らかの繋がりがあるようで、銀華と火凛も旧知の仲であった。ただし、面識がある程度で会話はした事がなかったということが判明している。また、火凛は銀華を好敵手と見ている事、銀華と火凛のSTACKバトルは関係各所がすっ飛んでくる位大きな事である事が分かっている。また、火凛のたまへの評の付け方から察するに、アザブ編で指摘した「たま>銀華の実力の差の謎」については「銀華が実力を隠している(隠さないといけない立場にある)」と考えて良いのではないかと思う。

 

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 火凛の求めるモノ

 火凛はアザブがシブヤを倒せるかどうかについて訊ねている事。また、シブヤの面子に対して銀華が「強敵に育つのを楽しみにしている」と言っている事から、火凛の求めるモノとして「自分と同じレベル、超えていくレベルの技術を持ったDJの登場」がある事が分かっている。また、この話の流れから、シブヤの面子でも勝てない絶対的実力を持つ火凛と同じぐらいの実力を銀華が持っている可能性も示されている。(銀華様はACfaのUNKNOWNか何かで?)この物語の中では唯一、ハラジュクについて触れられていない。話の流れというモノ仕方ないが、シブヤの分校という事もあってなのか火凛の評価は低い可能性がある。(美々兎が火凛を驚かせるようなプレイを見せる話が早く見たい)

火凛と零奈の因縁

 多分、MOOK本を読んだ事がない人と読んだ人はここでの反応が一番変わる点だと個人的には思う。火凛の零奈への評価が、MOOK本にて示されていた零奈の父、零空の第1回優勝に繋がるモノであるという事が物語で語られている。火凛が零奈と同じ17歳である事を考えても、この因縁は「零空と火凛父の因縁」に起因するモノであると考えられる。ここで前述の灰島家と火凛父の関係や銀華の親もDJであるというコミックムービーの説明からも「零空、火凛父、灰島家」の三人が十数年前のDJの舞台にて活躍していたと思っておいた方がいいだろう。「電音部/ZERO」の面子濃すぎない??

残された謎

白金電音部、誕生の謎

 この謎についてドラマCDで火凛が触れたが、銀華ははぐらかした答えをするのみであった。銀華と煌の関係性とは、たまと煌の出会いはいつどこで行われたのか、そして、何故銀華は火凛に対してはぐらかした回答をしたのかなど、謎が深まるばかりである。

たまと零奈が近いという火凛の評価

 火凛のたまへの評価は「才能はあるが、突き抜けるか器用貧乏になるかはわからない」というモノであり、評価として聞くべきなのは零奈であると火凛は言っている。たまがどういったDJをするのかという説明は現状ない為、今後の情報の公開が待たれる。

追記:7/11公開の情報にて、たまの実家が父親が経営する「バベル」というバーである事、そこでプレイヤーとして活動していた事、潰れかけていた所を煌(白金財閥)が助けてくれた事が明かされた。「バベル」が開店した時期がFAIHS登場以前で、その時点でDJとしての活動の場があったとするなら、たまが触っていたDJはアナログ(ないし、CDJやPCDJ)ではないかという可能性が考えられる。

おわりに

 ドラマCD内のDJプレイもすごい良く、DISC.1内にある四つの新曲の良さは語らずもがな、DISC.3のRemixも最高であり、ブックレット中にある、TEMPLIME×ケンモチヒデフミ×渡辺量の対談インタビューも読み応え十分な内容となっているので、是非とも電音部ファンなら買って損はないと思う。また、SEASON.1はどの様な物語が展開されていくのかという楽しみも広がる良い話であったと思う。今後の電音部の展開には目が離せない。