outcry-ongakuの語り場

電音部に関する記事をちょくちょく書いてます!(不定期更新)

【電音部考察】”音楽原作”だからこそできる考察 番外編~Prod.とfeat.の差について~

※現在、本記事については出ている情報から破綻している状況です。オタクの妄想としてお楽しみください。

はじめに 

 ハラジュク編の考察に入る前に、電音部の楽曲の後ろについている「Prod.」と「feat.」について考えていきたいと思う。このProd.とfeat.は何かしらの法則で使い分けられていると推測しているのだが、残念ながら、その法則性について説明がないままである。とはいえ、このコンテンツは音楽原作なのだ。まさか、意味なく付けているなんてことはないだろう。意味がなかったら木の下に埋められても文句はない。ではどういった法則性が考えられるのだろうか。今回はそこに着目する。

 

大前提 ~Prod.やfeat.ってなんじゃらほい~

楽曲の名前やアーティスト名に「Prod.○○」や「feat.××」のように記載される楽曲は多く存在する。

youtu.be

 

youtu.be

これらはそれぞれ、「Produced by」と「featuring」という単語の略称である。この単語の使い分けについての説明は「Hyper Bass」を作曲したYunomi氏(https://twitter.com/iamyunomi)によって解説されている為、そちらを引用しようと思う。

 つまり、Prod.は「○○氏に(その楽曲における大部分を)作ってもらいました」であり、feat.は「××氏が参加してくれました。(楽曲制作に関わってくれた事に対しての(貢献度の大小関係なく)敬意の表れ)」という認識でよいという事になる。(ただし、これは筆者の解釈であり、この認識に基づいていない場合もあるかもしれない。)

電音部世界のProd.とfeat.

音楽原作の立場から考えてみる

 Prod.とfeat.の定義を説明した上で、では電音部の楽曲におけるProd.とfeat.の使い方を見ていくと疑問点が存在する。

 それは、Yunomi氏のツイートにもあるように、作詞作曲編曲までこなしている場合でもfeat.が使われていたり、その逆で作詞と作曲が別の人でも、作曲者の名義にProd.がついている場合が存在する点である。その疑問点を解消する為に、私は二つの事例について提示していきたいと思う。

 一つ目は「桜乃美々兎の個人曲」についてだ。5/23現在、美々兎の楽曲は三種類存在し、それぞれのコンポーザーが異なる。また、それぞれにProd.及び、feat.が付けられている。Prod.がついているのはSnail's House氏作曲の「Princess Memeism」のみであり、「電脳ロリポップ」及び、「Do You Even DJ?」にはそれぞれfeat.となっている。

 二つ目の事例は「アキバのエリア曲」についてだ、こちらは二種類存在し、コンポーザーは同じTEMPLIME先生である。この場合に楽曲に用いられたのはどちらもProd.となっている。

 以上の事を踏まえて考えると「キャラクターとエリアそれぞれに中核となるコンポーザーが割り振られており、その人による作曲にはProd.、そうでない場合にはfeat.が用いられる」のではないだろうか。つまり、現在Prod.楽曲を持たないキャラクター&エリアにもProd.がつく作曲家がいるのではないかと考えられる。(そうなると、火凛はPSYQUI先生の楽曲では表現しきれてないという事になるので恐ろしい。)

世界観と設定から考えてみる

 上記では音楽原作の立場から考察したが、次に電音部の世界観及び、設定から考えてみようと思う。電音部世界はAIによるシンギュラリティを迎えた世界である。それは科学的には収まらず、政治的、経済的、そして文化的にも影響を与えていると考える事ができる。そういった中で、曲作りというモノもAIの力を借りた形へ変化していると明言されている。つまり、(電音部世界の)人間が作曲する必要はない可能性があるのだ、裏付けるように設定の中に「Iris」がある。「Iris」は世界中の楽曲を保存したデータベースであり、そこからプレイヤー達は楽曲を取り出して、「FAIHS」のDJシステムに使用している。この「Iris」のシステムの中に各コンポーザーの作曲に関するデータが存在するのではと考察する。つまり、「コンポーザー(の作曲思想)そのもののAI化」を行ったのではないかと考察する。そういった中で、Prod.は「AI(コンポーザー)がキャラクター(エリア)に向けて制作した曲」であり、feat.は「キャラクター(エリア)がAI(コンポーザー)に依頼して制作した曲」なのではないかと考えた。

おわりに

 この考察は前回の外神田文芸編前に考察していたものの文章化という形で書いたものなのだが、実際この考察が正しいとするなら、かなりエモい設定となる。(というか、子川さんと石田さん、電音部スタッフの熱意がすごいと思う。)ただし、この考察は40週連続リリースにて崩壊する危険性もある考察なので何ともいえないのだが・・・まあ、それはそれで考察の幅が広がるのでよしとする。次回は神宮前参道學園編、ハラジュクエリアの彼女達は一体、何が支えとなっているのかという事について考察していこうと思う。

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